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色絵ふきのとう豆皿

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橋本薫 色絵ふきのとう豆皿

九谷の橋本さんから届いた
早春の豆皿。
何かと便利な9cm(3寸)の小皿です。
マリービスケットよりひとまわり大きいくらいの大きさ。

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春ですね。

色合いが九谷らしくて
グリーンと紫、花は黄色で可愛らしい。。。
これだけでも充分良いのですが
縁に1周、赤のラインをすうっと入れたことで
キュッと全体が引き締まって見えます。
そこが、”センス” なんですね。
簡単なようで、簡単ではない発想。
さすがです。

ふきのとうは、2月頃地面から顔を出して
春が来ていることを教えてくれる
春の使者です。
だから、寒くて下を向いて歩いている時に見つけると
本当に嬉しい。

採ってきて天ぷらにしたり
湯がいて味噌汁に入れたりすると
ほろ苦さが、寒さに耐えてきた体に
美味しく感じます。

天ぷらはそのまま揚げて
ふき味噌や味噌汁などは必ず茹でこぼして
水溶性のアクを抜きます。

このアクには毒性があるのですが
高温に弱く、水にも溶けるので
揚げたり、茹でこぼせば大丈夫です。

5月の筍の後くらいにたくさん出てくるふきの茎と葉は
このふきのとうの花とは別に出てくるので
花を伸ばしてもふきの葉にはなりません。
花が終わった頃に花の隣の地面から生えてくるんです。
不思議な植物ね。
なぜそうする必要があったのか。。

その茎をまたアク抜きして
佃煮みたいに甘塩っぱく煮ておくと
ほんの少しお酢も入れます。隠し味ね。
それはそれはご飯のお供に美味しいです。
たくさん出来るので冷凍しておきます。

そんなお供を豆皿に載せてご飯食べるの
楽しみです。

豆皿は、ちょっと一口添えたいものなど
何かと出番が多いし、収納率も良いのです。

今回五枚造られたのですが
焼き上がり後に一枚傷があったため
四枚ということになりました。
なかなか上手くいかないモノですね。
だから、いいのか。。


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2023年04月06日 九谷 トラックバック:0 コメント:0

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