花三島のご飯茶碗  

古賀賢治 花三島 飯碗
古賀賢治 花三島 飯碗


花はフジバカマ。
立冬が過ぎ、木枯らしが吹いて、秋の残花も寒々しい。

フジバカマは赤紫の蕾が開くと、白っぽい糸のような花弁が伸びて
それが ”藤色の袴” のようなので、フジバカマという名前。
葉が、良い香りがします。
平安の貴族が好んで育てたそうで
身体から良い香りがした、と言われている光源氏の息子、薫も
フジバカマの葉を、髪や懐に忍ばせていたらしいです。
「芳香」って、こういう香りね、って思います。
そうね....柏餅の葉みたいな香り。


さて、残花に初霜が降りたような、花三島のご飯茶碗は
唐津・古賀さんの作です。
たくさん焼いた中から、特に出来の良い2つを
選ばせていただきました。
ところが、そのうちのひとつの高台側面に欠けが.....
ちょこちょこと大小4カ所あることに、あとになって気が付いて
その傷は、私の見落としなのか、いつ出来た傷なのか
まったく不明なのですが。。。

それにしても、内側の模様も良く出来ているし
三島手は、ろくろのあと白化粧土を摺り込むので
厚ぼったくなりがちなのですが、薄手の形状、器の形が
とても良い具合なので、どうしても廃棄しがたい・・
しかも、せっかく2客揃っているし、口惜しい。。。

結局、欠けた部分の引っかかりを滑らかに処理して
使用には問題ないので、傷の無い1客といっしょに
2客とも悠々工芸にUPしてみることにしました。
詳細の写真も、説明も、充分に理解していただけるように
したつもりです。


土ものは、特に焼いた時の温度や湿度、そのときの土や
釉薬によって、出来上がりにバラツキが出やすいので
実際に自分で見て選ぶようにしていますから
正直に言って、これは良い!と思う出来のものが無い時もあります。

でも、このご飯茶碗は直感的に、良い!! と思った2客なので
なんとか、その良さを生かしたい、と思ったのです。
良いうつわは、使うほどに育っていく
生きものですからね。


興味をお持ちの方は
悠々工芸 古賀賢治 花三島 飯碗(薄手)をご覧下さい。


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2016年11月10日 唐津 トラックバック:0 コメント:0

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