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染付 水禽文輪花皿

中尾郁夫 染付水禽文輪花皿
中尾郁夫 染付水禽文輪花皿


立秋を過ぎ、ひときわ暑さも厳しくなって
お約束通りの”残暑”な毎日です。

少しでも 涼 をと思い、水鳥の染付を。
水禽とは、水鳥のことです。
こちらも前回に続いて 古染付 風 といえるでしょう。
型打ちで輪花になっているので、華やかな雰囲気です。

水面に浮かぶ水草に囲まれて、2羽の鴨でしょうか
視線を合わせて、仲のいい夫婦のようです。
のんびりと自由な空気がおおらかで、いかにも古染付の気風を
醸し出しています。

古染付の条件のひとつである虫喰いもあります。
(手前の皿の左下、縁の部分です)

中尾郁夫 染付水禽文輪花皿

口縁は釉薬が薄いので、冷却時に土と釉薬の収縮率の違いによって
釉がはじけて、めくれてしまうことが多いのですが
それを、茶人は「虫に喰われたあと」と見立てて
おもしろがったのです。

作者は瀬戸の中尾さんで、お若い時に作られた作品です。
すばらしいですね。
絵付けは奥様がなさいます。


中尾郁夫 天啓赤絵5寸皿

こちらも中尾さんの『天啓赤絵』の写しです。

『天啓赤絵』は、古染付と同じ時代の赤絵(色絵)で
景徳鎮の民窯の染付に、赤絵を施したものをいいます。

ちなみに『万暦赤絵』は、それより以前
中国 万暦年間(1573-1619)の景徳鎮の赤絵で

『南京赤絵』は、天啓年間(1621-1627)でも
染付を施さない赤絵。

また、『呉須赤絵』は景徳鎮ではなく、もっと南の
福建省あたりで作られた赤絵のことです。

赤絵にもいろいろと分類がありますね。


写真に添えた葉は、ミントです。
今年は早い時期から蚊が多くて困っています。

蚊が嫌うときいたので、勝手口にミントを植えてみました。
繁殖力の高いミントが、どんどん増えて
ぜひともその効果を発揮してほしいです。。

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2016年08月11日 染付 トラックバック:0 コメント:0

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