FC2ブログ

真夏の満月を見ながら思うこと

古賀賢治 白化粧鉄絵草文皿
古賀賢治 白化粧鉄絵草文皿


真夏に見上げる満月は、他の季節とはちょっと違うように感じる。
いや、月が違うのではなく、こちら側の胸の内が
違うだけなのだけど。

熱帯夜の満月を見ていると、月そのものというより
月が作りだす影や、月明かりの中に
なぜか、いろいろな記憶が引き出されてきて
あぁ、あの夏もずいぶんと暑かったなぁと甦って来る。

父が逝ったのも8月。それはそれは暑かった。
母が亡くなったのは冬だけど
その半年前の夏に、母はひとりで信州へ旅行に行った。
その頃私はまだ20代だったから、それについては
何も考えなかったけど
今、自分がその年代になってみると
私もひとりで長野に行ってみたくなる。
母が見てきた景色を、私も見てみたいなぁと思うようになった。

今年の花火大会は、満月だった。
小さい頃、人ごみの中、母に手を引かれ精霊流しに行ったのを
憶えている。
流したものは何処へ流れていくのだろうと、不思議だった。
あの時、海には花火が上がっていたように思う。
花火は、天空にいる死者に捧げるものだったのかもしれない。

先日みたTV番組の中で、ジブリの細田 守監督が
「人間は真夏の暑さのなかで成長するものだ」と言っていた。
そう言われれば、そうかもしれない、と感じた。
細田監督は、「入道雲みたいに・・」と言っていたけど
私は、雑草みたいに、と思った。

関連記事

2015年08月05日 唐津 トラックバック:0 コメント:0

<< 勝ち負けではなく、終わらせること。 | 和!うつわ大好きTOP | 肉味噌 >>












管理者にだけ公開する