サントリー美術館 乾山

サントリー美術館 乾山


日曜日、六本木ミッドタウンにあるサントリー美術館へ
尾形乾山を見に行きました。

乾山(けんざん)は尾形光琳の弟で
現代の京焼は、仁清、乾山がその礎を成していると言っても
過言ではありません。

乾山の時代は、俵屋宗達、本阿弥光悦、尾形光琳などが
公家の依頼を受けて、公家好みの王朝風美術品が
競うように作られた時代の後半のほうです。

乾山と光琳の合作の器もありますし
展覧会のタイトルには "着想のマエストロ 乾山" と
あるように、美の競演の時代のなかで
今までにない発想、というものを追求し、試みていた
陶工・乾山の姿を感じることができました。

丸や角の皿のなかに絵を描くのではなく
絵の形を皿の形にしてしまう、という自由な発想から
あの有名な 色絵竜田川向付 が生まれたようですが
鍋島の竜田川は、官窯であるためにきまり事が多く
丸皿のなかからは出られなかった、という
両者の比較は、面白いなと思いました。

変形の器は、当時、古染付の向付など
すでに存在していたはずですが
それを、和様に、京の土と色絵で
王朝風に華やかに発展させたのは
やはり、光琳とともに京の呉服商で育った
その環境も大きく影響しているはずだと確信します。

育った環境って、本当に大事ですね。
理屈ではなく、魂に染み込んでいるって感じで....。

京焼は、ほんとに優美でおしゃれです。


今回はポストカードを2枚買ってきました。

上段『錆絵百合形向付』  ミホ ミュージアム 蔵
下段 乾山 筆 『武蔵野隅田川図乱箱』(重文)
木製の箱に乾山が描いたもの  大和文華館 蔵




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2015年06月09日 アート トラックバック:0 コメント:0

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