お豆ご飯と5月の思い出
山本恭代 色絵牡丹文飯碗 色絵花文菱形小皿
5月が終わろうとしています。
さやに入ったグリーンピースが店頭に並んだら
必ず食べたくなるのが
お豆ご飯。
お豆の味が移ったほんのり甘いご飯の味が
大好きなのもあるけれど
それは子供の頃の記憶がそうさせているから。
私の祖母も祖父も命日があるのは5月で
小学生の頃は毎年のように
5月にどちらかの何回忌かの法事がありました。
そして法要の後の皆での会食は
お刺身や天ぷらと一緒に
決まってお豆ご飯だったのです。
だから大人になってからも
お豆ご飯は法要の味 と言うか
追悼の味。。。
当時の光景が浮かびます。
お豆はシワシワになって色も悪くなるけど
断然、「一緒に炊き込む」派です。
ご飯の味が美味しいの。
可愛い愛犬ありすも5月に逝っちゃった。
5月は良い季節なのに
私にとっては良い季節なだけに悲しい季節だな。。
記憶というのは
『過去』ではないね。
おじいさんが植えていたユキノシタの花が
満開になるのもこの季節。
好きな花です。
藤井憲之さんの白磁の花器に入れました。
薬草でもある野の花です。
さて、いよいよ6月になります。
北野敏一 染付麦わら手5寸段皿
こちらは天豆。
放射線状の線は蓮の葉の葉脈みたいに見えてきて
関東も梅雨入り間近で
いよいよ夏らしくなってきました。
ゆっくり疲れをとって
気持ちを切り替えます。
北野敏一さんの染付は
悠々工芸の Web展示室 にあります。
是非ご覧ください。
↓↓↓
https://yuyukogei.com/?mode=f6