天啓赤絵の銘々皿に結び昆布
中尾郁夫 天啓赤絵銘々皿 橋本薫 早蕨文汲出碗 染付箸置き
なかなかに厳しい寒さが続きますね。
気仙沼から取り寄せたという昆布を
ご近所さんから頂いたので、煮ました。
乾燥した昆布ではなく、湯通しした塩蔵昆布です。
この方が、水に戻す必要もなく便利ですね。
水洗いしてから塩抜きのために30分ほど水に浸した後
端から結んでは切り、結んでは切り...をして煮たあとに
一晩味を含ませたら、ぐぅーんと美味しくなります。
柔らかくて香り高い、立派な昆布でした。
塩抜きのために浸した水は、それほどしょっぱくなく
昆布のいい香りがしたので、お吸い物に使いました。
乾燥した昆布の時は、しょっぱすぎるので捨てますが
今回は、捨てなくてよかった。。
器は、瀬戸の中尾さんの天啓赤絵の銘々皿にしました。
天啓(てんけい)は、中国 明時代の
今でいう平成とか昭和などと同じ元号で
その時代の赤絵を模したお皿です。
「天啓」という言葉の意味は
天からの啓示=神など、高次元からのお告げ
という感じです。
なので、それに昆布をのせれば(喜ぶで)
吉兆、良い知らせ!・・なんて、
お遊びですが。。
昆布は、神様にお供えするものなので
貴重で、おめでたいものです。
小鉢に使った左奥の汲み出し碗には、
わらびやフキノトウが描かれています。
春よ、濃い。という感じで
毎日寒いので、立春が待ち遠しいです。