優しい色の白磁鉢
藤井憲之 白磁鉢
寒中のど真ん中、大寒なんだから寒いのは当たり前、と
わかっていても、午後からは雪の予報....。
結局雪は降らなかったけど、厳しい寒さです。
お正月用に使って余っていた里芋、人参、こんにゃくと
冷凍してあった鶏肉を使って煮物を作りました。
4種類では縁起が悪いし、ちょっと青みが欲しいので
胡麻和えにしようと思っていた芹を茹でてのせ
これで5種類、奇数にしました。
鮮やかな緑色で春を呼び込めるかな。。
鰹のだしがきいた汁も少しはって、温かく。
・・こんな日は、全部家にあるもので済ましちゃう。
器は、天開型の姿が美しい....白磁の鉢。
縁に向かって薄手になっていく、端正ないいかたちです。
そして、アイボリー色の白磁は、瀬戸の藤井さんの色。
あたたかさを感じる優しい白磁です。
形といい、色といい、控えめの主張はシンプルすぎて
伝わりにくいのですが、実物の感触、感覚は
なかなか最上級モノです。
酢豚とか、青椒肉絲など中華おかずにも合うので
出番が多いですね。
酢豚とか、青椒肉絲とかの中華ものってお皿より
開いた鉢のほうが、手に持てるし
食べやすいように思います。
大寒というと、味噌などの「寒仕込み」の時期ですが
それは、一番雑菌の少ない時期だから。
でも普通の生活では、部屋は暖かいし、乾燥しているので
細菌やウィルスの感染には、注意ですね。
私はいつもこの季節には、目のまわりの乾燥によるかゆみに
悩まされるのです。