横須賀美術館『嶋田しづ・磯見輝夫 展』
連休初日の午前中は激しい雨だったので
予定していた墓参りは止め
観音崎の横須賀美術館へ。
コレは見たい!と思っていた企画です。
「嶋田しづ・磯見輝夫 展」ー 色彩とモノクローム ー
二人展ですが、特に興味があったのが
木版画の磯見氏の作品です。
これは、思っていた以上に良かったですね。
版画は、筆で描く絵画と違い、版に直接触りながら製作していって
それに、墨やインクを摺り込んで、紙に写し取るものなので
作者の持つイメージの迫力みたいなものが
版へ、リアルに伝わってくるような気がします。
作者が版と語りながら、格闘しながら、その材質を理解し
大げさですが、愛し、自分の表現したいイメージを作っていくー
特に木版は直接的ですね。。
磯見氏の木版は、作者が森や海、自然の中で聴き取った聖なる声を
版木となる杉板がその表現を手伝って、生命力のある作品が
生み出された、と感じました。
2003年頃からの近作は、
墨の濃淡、黒の強弱が生きていて
展示室はまるで、精霊に囲まれているかのような空間になり
素晴らしいものでした。。
久々に、滅多に買わない図録も購入しましたね。
いま、美術館受付で、ヒミツの言葉
「カフェをみた」というと
A5サイズのクリアファイルがもらえます!
4/10までね。
横須賀美術館
⇧割引券もついています。