銅版画の年賀状
もう20年以上前から銅版画(エッチング)で年賀状を
作っています。
来年のひつじは、顔と手足が真っ黒な種類(サフォーク種?)の羊を
写真で見ておもしろいと思ったので描きました。
上の左側は、辰年のときの「タツノオトシゴ」
右は今年の午年のための「木馬」です。
週に1度、2時間くらいですが、近くの版画工房に通い
年賀状は10月頃から版づくりに取りかかります。
11月中には仕上げ、12月にはいる頃から刷り始めます。
小さい版ですが、1枚刷るのに私は15分くらいかかってしまうので
なかなか枚数を多く刷れません。
年賀状の本来の意味は、年始の挨拶に伺えないかわりなのですが
宛名を書きながら、顔や姿を心に浮かべ
今年は一度も会えなかった、元気かなぁとか、思いながら
「良い1年になりますように」と、
そのひとの幸福を祈っていることを
ひとりひとりに伝える事ができるから
いいのかな、と思います。
ふだん会う人にも、メールでやり取りする人にも
なかなかそんなことは言わないですからね。
幸福を祈っています。って思う時は
自分も、なんだか幸福な気持ちになりますね。
だからいいのかな。。
気付けばあと数日で今年が終わってしまいます。
クリスマスもあっという間に過ぎていきました。
これから来る年も
みんな、幸福な年になりますように
お祈りいたします。
良いお年をお迎えください。