人の世の三毒
瑾斎 桜散らし文椀
お彼岸に見たお寺の小冊子に
『人の世の三毒の焔』について書いてあるのを読みました。
3つの毒 貪欲(むさぼり)
怒り(不満)
愚痴(愚かさ)
これは人間が生きていれば誰もが避けられないこと。
でも、これがあるから進むべき方向が示されるということも
あるのだと思いました。
欲は、意欲に繋がるし
怒りが、現状に不満を持つということならば
より良きを目指すということにもなる。
愚かさに気付けば、やはり次の段階へも進めるのでしょう。
経済だって、良質なものを買ったり食べたりして
こんな暮らしかたをしたい....という思いがあるから
発展していくのです。
つまりそのためには、良質な欲も良質な不満も必要だって
気が付きました。
境の商人だった利休さんだって、武将たちだって
美しいものを集めたいから頑張ったし
だから今、名品がたくさん残されているのだと。
そのために、かなりな額のお金が流れ、経済が動き
江戸時代には庶民の文化も発展したのですから。
・・・と、自分に言いきかせて・・増税前に・・
ずっと欲しかったものを注文しました。
言い訳が長くなりました。。。