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あたりまえのこと

古賀賢治 絵唐津松文3寸皿
古賀賢治 絵唐津松文3寸皿


松 樹 千 年 翠  しょうじゅ 千年のみどり

常緑樹の松の変わらぬ緑
その瑞々しく不変な姿にあやかりたいと思いますが

この句の対になっているのが

不 入 時 人 意  時の人の意(意識)にいらず

松の緑は千年も変わらないけれど
人は(当たり前すぎて)その美しさに気付かないことが多い

勝手に超訳すると───
「あたりまえ」と思っていることに
気付くことは難しい

....ということではないかと、思うのです。

このところ騒がれている食材の偽表示の問題を見て
ふと、そう感じました。


私たちは、家では作ることができない味や食材に出会うために
店を選んで、足を運びます。
メニューの表示に偽りなどありえないことは
あたりまえのこと、大前提です。

食事をして偽りに気がついたとしたなら
私なら、何も言わず、二度と訪れることはないでしょう。
それは、あたりまえのこと。
でも店側は、多分そのことにも、その理由にも気付かないでしょう。


経営を成り立たせるのは、たいへんな時代ですが
あたりまえのことに気付けないことは
もっとたいへんなことです。

失う利益より、失う信頼感のほうが
経営を危うくする・・・
これが、誰でもわかるあたりまえのこと。
利益は数字で見えるけど
目に見えない信頼感はどうするの?
それも周知のこと。


しかし、そうは言っても
環境汚染のなかで、松も千年、緑をたたえて生きていられるのか
いろいろなことが
あたりまえでない地球になってしまうとは。。
もしかしたらそれも、あたりまえのことなのかしら。


2013年11月04日 唐津 トラックバック:0 コメント:0

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