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新米と「無形文化遺産」

古賀賢治 花三島飯碗
古賀賢治 花三島飯碗  中尾郁夫 色絵角小付


今年も山形から新米が届きました。
ご飯の香りと甘みは、やはり格別な感動があります。
新米の季節は、日本ってこんなにおいしいお米が作れる国なんだと
再認識する季節なのです。
感謝。感謝。。


ユネスコの無形文化遺産に「和食」が登録されると聞いて
”遺産”なの?って、ちょっと困惑してしまいます。

海外では、だしや旨味が注目され
外国の方は「和食」がお好きなようですが
国内では、特に家庭では、消滅の危機みたいです。

日本には四季があり、その季節ごとの食材が豊富で
素材そのものを楽しむ料理が当たり前だったはずなのに
気がつけば、意識もせずに一年中同じものをくり返し食べている
そんな生活になっていました。

ご飯がおいしいと、それにあった季節のおかずもほしくなるし
それに....できればいい食器で食事をしてほしい。

ご飯も、みそ汁もお茶も飲まなくなってきているし
一枚のお皿とペットボトルのお茶で
食事を済ませてしまうようなことが日常になっているなら
やはり”遺産”として登録しなければ、ダメなのかも....。
そういう人には、ひじきでもおからでも
おいしい新米といっしょに食べさせてあげたいな。

あぁ日本って、美味しい国なんだって
気がつくと思う。
もったいないなぁ。。。

   古賀賢治 朝鮮唐津、絵唐津千鳥
   古賀賢治 朝鮮唐津5.5寸皿  絵唐津千鳥小付

手羽は茹でてからフライパンにごま油を敷いて焼目を付け
生姜、醤油、みりんベースのたれをからめました。
鶏を茹でた汁は白菜と舞茸を入れ、塩などで少し調節して
優しい味のスープにしました。



2013年10月26日 唐津 トラックバック:0 コメント:0

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