摘み草の小皿

橋本薫 摘み草の小皿
橋本薫 摘み草の小皿    (子犬は小山弘治さん)


今年の春はまだ寒い...。
3寸(9cm)にも満たない小皿のなかの小さな春です。

空気は梅の花のように白っぽく
冬には見えた丹沢連峰や富士山が
霞んで見えない日も多くなってきました。

この時期の光は、海までも白く見せて
風はずいぶん冷たいけれど、春の気配を実感します。

これから桃や桜が咲けば、ほのピンク色に
そして菜の花の黄色へと、空気の色は変わっていきます。

その始まりのような、この小皿。
わらびや、未だ咲いていないタンポポ....。
この蕾みは明日には咲くだろうか、という物語めいた小皿が
愛らしくて、とても好きです。

裏を見ても、高台の脇から芽を出して
光を求めて表までのびてきた草が、喜んでいるみたい。

橋本薫 摘み草の小皿


雪の北陸、九谷では
私たちよりずっとずっと、春が待ち遠しいのでしょうね。
うららかな春は、もうすぐそこ。
チューリップも芽を出してくれました。

けれど、何処からか怪しい微粒子が飛んできて
春霞を喜んでばかりはいられない様子です。

2013年02月23日 九谷 トラックバック:0 コメント:0

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