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作家もの陶器について

   作家もの陶器について

写真は30年近く愛用している汲出です。
出来たての時はもう少しアッサリした感じでしたが
くり返し使っているうちに、貫入にも色が入って色に深みが増し
手触りもなめらかで、ツヤツヤになってきました。
作者は中島克童さん(左)、吉村昌也さん(奥)、藤沢重夫さん(手前)です。


作家ものの焼物は、作家が心を込めて1点1点作り上げた”作品”です。
全く同じものは、ありえません。

同じ作者の定番の作品でも、土・釉薬の調子・ろくろの具合・窯や火の具合
気温、湿度などの気候によって、焼き上がりに違いが出ます。
また、お使いになっていくうちに変化していく性質のものもあります。

大量生産によって均一に作られたものは、出来映えがよく見えても
時を経るうちに劣化していくものですが
作家によって、息吹きを与えられた作品は
使用によって”育って”いく、生きものです。


縁有って使い手の手元にたどり着いたうつわが
愛用され、その家庭や環境で育ち
時が重ねられていくこと
それこそが、作品を世に送り出した作者の想いでしょう。

・・・と、私は思うのです。

もちろん、無名の陶工たちによって無欲無心に作られた
魅力あるうつわもたくさんあります。

作る者の手を通して、作為や無心さがあらわれるところも
またおもしろいところなのかもしれません。



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2012年12月01日 焼きもの全般 トラックバック:0 コメント:0

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