すすきをとりに
明日30日は十五夜。
なのに台風が近づいていて
月を見ることは期待できそうにありません。
すすきをとりにいく途中の道で
たくさんのトンボの群れと出会いました。
トンボは、日本書紀では”秋津”といわれ
”秋津洲(あきつしま)”というのは日本のことです。
秋津は、秋の精霊、五穀豊穣の神。
神武天皇が日本を「トンボのかたちの島」と言ったとか
清らかに澄んだ水が豊富で、トンボがたくさんいたとか
そんなところから実りや繁栄を祈ったのでしょう。
たくさんのトンボにぶつかりそうになりながら
そんなことをどこかで聞いたのを思い出しました。
お月見のお供えは、今年はお団子ではなく
だれかさんの大好物の豆大福にしました。
満月のような黄瀬戸の鉢に。
月が出そうにないので、サツマイモをくちなしの実で黄色く煮て
菊の模様の染付皿に。
月のつもりです。
甘いものが大好きだったので
きっと満足していると思います。
それにしても、こちらに向かって進んでいる
台風の被害がでないことを祈ります。