古染付 波に兎文ふうに 銅版画で
古染付の波に兎文ふうにエッチングで作ってみました。
エッチングとは、腐食銅版画のことです。
最初はこんな感じでまずはイメージの輪郭を
兎と水玉ですね。
次は、バックに波を入れていくのですが
はじめは、青海波をデザインしようと思っていたのですが
もう少し動きがある方がいいかなと
マーブリングの手法を使ってみました。
そこへアクアチントで黒い部分に深みを出して
下のほうに、草のような波のような線を加筆し
さらにスピットバイトで黒っぽくしてみました。
これで絵全体が安定してきたようなので、そろそろ完成です。
仕上げに刷りは、雁皮刷りといって
雁皮という薄い和紙で刷ると
細かいところまで拾ってくれるので
さらに深みを増します。
少し黄色っぽいのが雁皮の色です。
雁皮の繊細な光沢も美しいので
作品を助けてくれます。
(一番上の写真)
こんな風に銅版画で作ってみました。
自分ではけっこうイメージ通りに出来て
気に入っています。
これでしばらく銅版画はお休み。。
しばしのお暇です。