牡蠣とほうれん草の卵とじ

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古川章蔵 染付小鉢


天候の影響で、ずっと野菜が高くて
特に白菜やレタスなどの葉ものの値段には
驚いてしまいます。
豆苗やもやしなど、お天気に関係ない野菜を
活用することが続いていました。

でも、ほうれん草が食べたくなり
牡蠣も美味しい時期なので、両方を合わせて卵とじです。
牡蠣とほうれん草の組み合わせは、なかなかの優れもので
ホワイトソースでグラタンにしてもいい、
トマトでパスタソースにしてもいい....
でも今日は、鰹と昆布のだしを使い
卵でとじて和風に。

牡蠣は醤油とお酒で下味をつけてから
小麦粉をまぶしました。
こうすると熱を通しても縮こまらず、ふっくらしたままで
牡蠣のエキスも逃げないから美味しいね。
それに小麦粉で少しとろみが出るので
ほうれん草との馴染みがいいみたい。

ほうれん草とお豆腐のお味噌汁も、美味しくて好き。
ほうれん草、いっぱい食べました。

うつわは、古川章蔵さんの染付。
手びねり風のラフな感じで
染付の線も、ヨタヨタな動きがわざとらしくなく
古川さんの天性の遊びゴコロが表れている
好きなうつわです。


2018年02月13日 染付 トラックバック:0 コメント:0

中秋の兎・うさぎ

兎・うさぎ
藤澤重夫 古染付写兎形向付
中尾郁夫 祥瑞手兎文八寸皿


『中秋』は旧暦の8月15日。
『仲秋』は旧暦の8月全体を指します。
今日は中秋の名月、十五夜ということで
うさぎの器を二点並べてみました。

上は、古染付写の向付。
これについては以前にも何度かこのブログに書いているので
こちらを。。

下は、祥瑞手のうさぎ。
瀬戸の中尾郁夫さんが二十数年前にお作りになった
作品です。

祥瑞(しょんずい)は、中国・明末〜清初め、
景徳鎮で焼かれた上質な磁器で
日本の茶人からの注文だろうと言われています。
その後、伊万里や九谷でも作られるようになったものを
祥瑞手と言います。
おめでたいことが起こる吉兆が長く続くようにと
連続文様が多く描かれているのが特徴で
上のお皿も、窓の中に瑞雲と兎がいて
その左側には花唐草、右側には鞘形
上下左右には丸紋つなぎ、縁には唐草が描かれています。
吉祥文様で埋め尽くされる祥瑞が多いのですが
このお皿の場合は、見込みの下半分は何も描かず
余白が生かされていますね。
もしかしたら、見込み全体を月に
見立てているからなのかもしれません。

まん丸で、過不足なく満ち足りている様子を
満月で表わしているのかしら。
たしかに満月を見ていると
そんな気持ちがしてくるものですね。


中尾郁夫 祥瑞兎文八寸皿

古染付のうさぎには
大好きなかぼちゃの煮物を。

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夜は寒くなってきました。
風邪が流行っているようです。

咳には、大根をおろした時に出る汁をスプーンですくって
少しずつ飲むのが、よく効きますよ。

2017年10月04日 染付 トラックバック:0 コメント:0

染付 水禽文輪花皿

中尾郁夫 染付水禽文輪花皿
中尾郁夫 染付水禽文輪花皿


立秋を過ぎ、ひときわ暑さも厳しくなって
お約束通りの”残暑”な毎日です。

少しでも 涼 をと思い、水鳥の染付を。
水禽とは、水鳥のことです。
こちらも前回に続いて 古染付 風 といえるでしょう。
型打ちで輪花になっているので、華やかな雰囲気です。

水面に浮かぶ水草に囲まれて、2羽の鴨でしょうか
視線を合わせて、仲のいい夫婦のようです。
のんびりと自由な空気がおおらかで、いかにも古染付の気風を
醸し出しています。

古染付の条件のひとつである虫喰いもあります。
(手前の皿の左下、縁の部分です)

中尾郁夫 染付水禽文輪花皿

口縁は釉薬が薄いので、冷却時に土と釉薬の収縮率の違いによって
釉がはじけて、めくれてしまうことが多いのですが
それを、茶人は「虫に喰われたあと」と見立てて
おもしろがったのです。

作者は瀬戸の中尾さんで、お若い時に作られた作品です。
すばらしいですね。
絵付けは奥様がなさいます。


中尾郁夫 天啓赤絵5寸皿

こちらも中尾さんの『天啓赤絵』の写しです。

『天啓赤絵』は、古染付と同じ時代の赤絵(色絵)で
景徳鎮の民窯の染付に、赤絵を施したものをいいます。

ちなみに『万暦赤絵』は、それより以前
中国 万暦年間(1573-1619)の景徳鎮の赤絵で

『南京赤絵』は、天啓年間(1621-1627)でも
染付を施さない赤絵。

また、『呉須赤絵』は景徳鎮ではなく、もっと南の
福建省あたりで作られた赤絵のことです。

赤絵にもいろいろと分類がありますね。


写真に添えた葉は、ミントです。
今年は早い時期から蚊が多くて困っています。

蚊が嫌うときいたので、勝手口にミントを植えてみました。
繁殖力の高いミントが、どんどん増えて
ぜひともその効果を発揮してほしいです。。

2016年08月11日 染付 トラックバック:0 コメント:0

『古染付』展 石洞美術館

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足立区にある石洞美術館で開催中の
『古染付』展 第1期に行ってきました。
実業家の佐藤千寿氏の素晴らしいコレクションです。

一般的に古染付と呼ばれているのは、中国明時代後期、17世紀に
日本からの注文で、景徳鎮の民窯で作られた染付ですが
佐藤氏は「虫喰いがあること」もひとつの基準にしていました。
虫喰いとは、縁などに見られる釉薬のちぢれです。
そこが、日本人が「侘び・寂び」をおもしろがって好んだ
魅力だからなのだと思います。

このコレクション展の副題に
「このくにのひとのあこがれ
 かのくにのひとのねがい」
とあります。

当時の日本の器と言えば、まだ塗物と織部や志野など
陶器(土もの)しか作られていなかったので
輸入品であった、白い磁肌にコバルト色の染付が珍重され
皆がほしがる憧れの器だったのでしょう。

古染付と言えば、やはり[ 向付 ]ですね。
向付は、四角のお膳、丸いお椀、と単調ななかで
ひときわ目立ってメッセージを発信する役目があるように思います。

古染付の文様は、吉祥文が多いのも特長です。
注文を受けて作った中国の陶工たちや、その時代の人々の
願いや祈りが込められているのでしょう。
文様のひとつひとつに意味があって
その意味を知ると、その願いが伝わってくるのを理解できます。

たとえば、写真の左側に置いたのは、九谷・橋本薫さんの瓜の向付で
実をつけ、綿々とつるが伸びていく瓜は、子宝に恵まれ
家系がずっと続いていくように。
昔は医学の発達もなく、予防注射など無かったので
子供が育たなかったのでしょうね。
無事に、と祈るように願って育てたことが伝わってきます。

美しく、遊び心のある絵付けは
やはり現代でも憧れですね。
まだまだ書きたいことがたくさんあるので
また続きを書くつもりですが。

石洞美術館は、こじんまりとした良い美術館です。
古染付展は、第1期〜3期まであって、佐藤千寿氏の集めた
17世紀景徳鎮の染付が展示されます。

第1期の今回は、わたしの大好きな兎の向付もありました。

古染付写し 兎向付

これは加賀の藤澤重夫さんの作品ですが
この兎のご先祖さま、かもしれません。。
是非会って来てください。

*石洞美術館 古染付展 第1期 2016年7/16~8/7
            第2期  8/20~12/18
            第3期 2017年1/7~4/2

2016年07月27日 染付 トラックバック:0 コメント:0

染付 蓼文小鉢

小山弘治 染付蓼文小鉢
小山弘治 染付蓼文小鉢


『蓼食う虫も好きずき』のタデの図柄の小鉢です。

葉や茎に辛みがあって、よく鮎の塩焼きに添えられている蓼酢は
葉をすりつぶして、酢とだしでのばしたもの。

ヤナギタデ、イヌタデ、オオタデなどの種類があって
写真のものは、イヌタデでしょう。
幼い頃におままごとで、お茶碗に赤紫の実を入れてご飯にし
遊んでいたのは、人の背丈ほどにも大きくなるオオタデでした。
夏になると何処にでも、あんなにたくさんあったのに
最近は全然見かけなくなりました。

蓼はとても辛いので、そんなものを好む虫もいる、ということから
人の好みは、人それぞれだよねっていうことです。


この小鉢は4.5寸で、盛り面が平らなので、お皿としても
また、ちょっとつゆのあるものにも使える便利なかたち。
小山弘治さんの磁器は、きめ細かくて真っ白な上質の素地に
水彩画のように濃淡をつけた染付で
アザミなどの野の花をモダンにデザインし
やわらかく、可憐に描かれているのが特長です。

上質の磁器は、手にしっとりと吸いつくようで
洗ったりしている時に、あぁ本当に良いものだなと
つくづく実感、満悦してしまうものです。


小山弘治 染付薔薇文花入

こちらは、お隣の家から頂いたほおずき。
お盆にあわせて色づいて、可愛いですね。
これも小山さんの薔薇の絵の花入れにザクッと入れました。
水をぐんぐん吸い上げます。
実がたくさんついていて、たわわというかんじです。
挿し木で増えたというので、やってみようかと思います。

2016年07月19日 染付 トラックバック:0 コメント:0

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