緑釉の小鉢に若竹煮
荒木義隆 緑釉刻文小鉢
3月は不穏なまま終わろうとしています。
先月は、こんな風になるなんて思っていなかった。
もう少しだけ大人しくしていたら
いつも通りの春がやって来るはずって・・
ご近所さんから小さな筍をいただき
鰹節で土佐煮にしようと思いながら作り始め
途中で新ワカメがあったのを思い出して
若竹煮になりました。
だからちょっと小さめに切りすぎちゃったけど
まあ、食べやすいからいいかな。
小鉢が大きく見える(笑)
荒木義隆さんの美しい緑釉は、異国の雰囲気。
土ものなので、使っていくと
釉の下に細かな貫入が入って
いい感じの味わいを出してくれ
ますます愛着がわいてきます。
我が家で育っていくのです。
もともと出不精でインドア派なので
家にある材料で煮物やケーキを作ったり
本を読んだりして過ごしています。
けれど毎日聞くニュースは気持ちが沈むもの。
まだまだこれからが厳しいのかな、なんて思います。
桜の木は、花見客に根を踏まれることなく
今年はいつになく穏やかなんじゃないかな。
こんなときくらいゆっくり咲いてくださいね。
人間は、立ち止まって考えを整理する時なのかも。