日常の備前

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備前 緋だすき5寸鉢と小蓋物

備前というと茶道具や花入などのイメージがあって
日常の食器にはどうも....という先入観がありますが
実際には、想像以上に使いやすくて
ふだん使いにとても適している焼物です。

..と聞くと、ちょっと意外かもしれませんが
もともとは生活雑器だった備前焼に茶人が美を見いだし
炎の芸術として高められてきたので
なんとなく現代の日常から遠ざかってしまいましたが
高温で焼かれた炻器(せっき・石のように硬い陶器)なので
強度、耐久性などの機能は万全です。

けれど見た目が重たく暗い、手触りや口当たりが悪そうなどの印象が
あり、食器としては敬遠されがちです。


備前焼には、窯変、胡麻、緋だすき、ぼた餅など
窯のなかに置く位置や焼きかたの違いによる種類があります。

なかでも、灰のかかっていない緋だすきは
ザラつきも無く滑らかな手触りで
サラッとしていて、食べ物がくっついたりすることがありません。
吸水性も低いので、水分の染み込みもほとんどなく
とても使いやすいと思います。

また、緋色の鮮やかなコントラストが華やかで明るく
暗い、重たいという感じもありません。
今までの、備前の重厚なイメージを払拭して
お惣菜用のふだん使いにしてみてください。
ほかの食器との取り合わせも、良く馴染んでくれます。

丈夫で、洗いやすく、すぐ乾くので
実はとても扱い易いうつわです。
今日は、人参のきんぴらを入れてみました。

2013年02月12日 備前 トラックバック:0 コメント:0

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