FC2ブログ

紫陽花と黄瀬戸七寸角皿

紫陽花と黄瀬戸七寸角皿
臼井和成 黄瀬戸七寸角皿


緑がいっそう深くなり、風が湿気を帯びて
もうまもなく梅雨がやってきそう。
今ぐらいがちょうどいい陽気かな。
乾燥しすぎは、ちょっと苦手。

庭の紫陽花も、咲き始めは真っ白で
少しピンクに色づいてきて
可愛いお嬢さんみたい。
このあと紫になり、ブルーになる。

この季節には、黄瀬戸や織部が似合うと
私は思っています。
織部や黄瀬戸は、秋冬ばかりじゃないのよ。
このくらいの湿度のある空気が
ガラス質に溶けた釉薬の艶と
質感が似ているようで
樹間を抜けてくる風とも
相性がいいように感じます。

黄瀬戸七寸角皿

織部のグリーンは
常緑樹の色。
片身にかけられた織部釉が
全体を締めて
ぐっと深みに引き込んでいる。
余計な模様はいらない
いらない。。


2019年06月04日 黄瀬戸・織部 トラックバック:0 コメント:0

黄瀬戸七寸皿に

IMG_4819.jpg
臼井和成 黄瀬戸七寸皿  藤井憲之 青白磁急須/型打ち湯呑
青手九谷四寸皿


先週は30℃近くあった気温が、急に下がって、ずっと雨。。
年末頃の寒さだって....!びっくりですね。

有り難いことに、栗や柿など、季節の和菓子の頂き物が
ほうぼうから集まってきたので、楽しいお茶飲み。

お菓子をたくさんのせたお皿は、臼井和成さんの黄瀬戸です。
つやつやとしたガラス質の釉薬が美しく
松葉のような刻文に、ところどころ緑釉で滲むように
加飾されている、お洒落なお皿です。

臼井和成 黄瀬戸七寸皿


「黄瀬戸」は、”黄色い瀬戸焼” ということで、黄瀬戸と
呼ばれていましたが、古くは桃山時代に美濃、
今の岐阜県で焼かれたものだと
近年になって、わかってきました。
瀬戸焼ではなく、美濃焼だったのですね。

桃山時代の黄瀬戸と言われているものは
目立った歪みがなく、土もののわりには薄手で
端正な形のものが多いです。
草花文や線文の彫りや印刻を入れ
緑色の釉薬でポンポンと色付け(加飾)されていたりします。

黄瀬戸の定義と言っても、人によって分類は様々ですが
上のようなスタイルにあてはまる黄褐色の灰釉のものを
今では、黄瀬戸と呼んでいるようです。


藤井憲之 青白磁 急須/型打湯呑

急須と湯呑みは
なかなか端正な青白磁です。
こちらは、瀬戸の藤井憲之さんです。

黄瀬戸のお皿、九谷の青手の小皿、
そこに土ものの茶器だと
今の季節じゃ、ちょっと重いかなと思って
すっきりとした青白磁の茶器を合わせてみました。


2017年10月19日 黄瀬戸・織部 トラックバック:0 コメント:0

棚橋淳さん個展

IMG_2457.jpg


瀬戸で、黄瀬戸・織部・古瀬戸を作陶している
棚橋淳さんの個展に行きました。

今回の黄瀬戸は、今まで棚橋さんが作っていた
釉薬がガラス質に溶けて透明感のあるものと違い
釉調がかせて、枯淡のある、さらっとした質感を意識して
作ったそうです。

釉薬が薄くかかっているぶん、思いのほか手取りは軽く
見た目はざらっとしているけれど、手触りはしっとり滑らかで
緑のタンパンも深みがあり、いい具合にきいています。


いいな、と思ったのは、織部の掛花入れ。
陶板のように平たく、壁にぴたっとついているような形で
窯の中で酸素を調節して出した織部釉の、深緑の模様が
息をひそめた深海の風景のように神秘的な表情でした。
そこに花を挿すと、一転して生命力を帯び
生き生きと呼吸を始めるようで、息をのむほどです。


前に進むために挑戦をくり返さなければいられないのは
モノを作る人の宿命でしょう。
思考と迷いをくり返しながら...は、苦しみでしょうが
そこから生まれてくるものは、やっぱりブレてない
"そのひと”の作るもの.....なんだなと
改めて勇気づけられたような気がします。


棚橋 淳さん個展は
2月5日(火)まで  横浜高島屋7F美術画廊で。
写真はその展覧会のDMです。

2013年01月31日 黄瀬戸・織部 トラックバック:0 コメント:0

山形からの新米

楽しみに待っていた、山形の新米が送られて来たので
すぐに炊いてみました。


  IMG_2196.jpg
  棚橋淳 総織部飯碗

湯気とともに漂う良い香り。
一粒ずつにしっかりとした弾力があり
噛み締めていると、とても甘い。

おかずはいらない、ごはんだけ食べたい!
....という感じの驚き。

10月初めに刈り取り、ひと月の間太陽に当てて乾燥させた
お日さまの恵みです。


   IMG_2182.jpg
  
賑やかな装いの袋にも、育てた人の喜びが感じられますね。

土はさくらんぼを酵母で発酵させたものを混ぜて
10年以上かけ、改良を重ねたそうです。
畑のまわりには虫除けのハーブを植えて
大切に育まれたお米。愛情を感じます。

最近は、お米よりパンの消費量のほうが
多くなったと聞いて嘆いていましたが
これが日本の主食だ!と、とても嬉しくなりました。


日本ってすごいなぁ。
日本人の努力って、本当にすごいなって
感動です。

考えてみれば、自分の元にやって来るもので
人の手がかかっていないものは
何も無い。

そう思うと自然に感謝の気持ちがわいてきて
「いただきます」の意味がわかります。

コレ、当たり前だけど、大事なことだなって
心のメモに、深く刻まれました。


気がつくと立冬が過ぎ
いよいよ冬支度。

今秋の収穫に感謝しつつ
冬を迎えます。


にほんブログ村 コレクションブログ 食器・テーブルウェアへ

2012年11月09日 黄瀬戸・織部 トラックバック:0 コメント:0

梅雨の日に

IMG_1902.jpg
左)吉川水城 ホタルブクロ5寸皿   右)棚橋 淳 黄瀬戸6寸角皿


深い緑の木々の間を渡っていく風のようで
この季節、黄瀬戸の角皿が好きです。

木漏れ日のさす足もとには今、ホタルブクロが咲いています。


晴れるでもない、降るでもない
どっちつかずの梅雨の日のうつわは
こんなふうに
木々の葉がこすれ合う音がする山道を
ゆっくり、足もとの花に目をやりながら
登っていくような自分が思い浮かぶような
物語性のある取り合わせも一興でしょう。

湿り気のある重たい風も
ちょっと優しい風に変わりそうです。

きっとこの坂道を登りきったところから見る風景は
想像以上にホッとできる
見晴らしのいい景色だと思いたいです。
願望....かな。


2012年06月25日 黄瀬戸・織部 トラックバック:0 コメント:0

| 和!うつわ大好きTOP |

» 次のページ