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赤絵 唐子 馬上盃

橋本薫  赤絵唐子馬上盃
橋本薫 赤絵唐子馬上盃


野ぶきを貰ったので、香木の伽羅色になるように煮て
ご飯のお供、きゃらぶきにしました。
野蕗は、竹林などの足元に群生している
野生の蕗です。
例年、筍のあとはきゃらぶき、というのが
季節の流れのお約束、ルーティンのようなものです。
今年は、こんな時勢なので
赤絵の唐子模様の器に入れます。

唐子は、文字通り「からのくに」昔の中国の子供のこと。
頭にボンボンみたいなお団子にした髪をふたつ結っていて
三国志の呉の国の服みたいな、袖の長い衣装を着た童子が
(日本の着物の由来、だから呉服というらしい…)
無邪気に舞を踊っている古典的な図柄。
閉塞感を感じるこのごろなので
その無邪気さで邪気を祓ってもらいたいと思い
唐子模様のうつわにしました。

本来唐子は、子だくさんで子孫の繁栄を願うための図柄です。
昔は、予防注射も無く、もちろんワクチンも無く
ちょっとした病気でも子供を亡くしてしまったので
無事に育つように、と祈りを込めた文様が好まれ
お守りのように日常の中に取り込まれていったのでしょう。

今の世でも、厄除けのお守りになってくれると思います。
それが、文様の役割でもあるはずなので。。

それにしても「無邪気」ってすごい言葉だなぁ
無邪気は無敵だね。




2020年06月02日 九谷 トラックバック:0 コメント:0

色絵小鳥文絵替わり八角皿

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橋本薫 色絵小鳥文絵替わり八角皿


久しぶりの投稿になってしまいました。
サボっていたの。

春になり、北陸九谷からこんな素敵なうつわが届きました。
1枚ずつ絵が違う、いわゆる「絵替わり」です。
小鳥たちに動きがあって、生き生きと春の訪れを謳歌している様子。
これを秋に見れば、実った木の実を喜んでいるように見えるのかしら。
季節を問わず、1年中使えますね。

「絵替わり」は、組皿でも関連性を持たせつつみな1枚ずつ違って
物語のように楽しませてくれますが
作り手も楽しんでいるようです。
作家さん曰く、
「何枚も同じものを一日中描いていると飽きてくるから
変えたくなっちゃう」のだそうです。
お仕事とはいえ、自身が楽しく描かないと
筆に現れちゃうのかもしれません。
作り手も使い手もお互いに楽しいほうが
うつわも喜んでくれるでしょう。

赤、青、緑、黄、紫・・
九谷の五彩と言われる色の発色が素晴らしいお皿です。
八角というのも縁起の良い形。
吉事が末広がりにずっと発展するように願う形です。

悠々工芸にあります。

2020年02月29日 九谷 トラックバック:0 コメント:0

赤絵の季節

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橋本薫 赤絵唐子馬上盃  椿文ぐい呑 木の葉形小皿

師走も半ばを過ぎて、いよいよ年末感に追い立てられます。
いつものことなのに、まったく。。。

橋本薫さんの温かい赤絵です。
これからの季節にちょうど良い温度。
おなじみの唐子はちょっと高さのある馬上盃。高杯とも呼ばれます。
「馬上盃」の名前の由来は、
武士などが馬に跨がったまま、鞍の上で茶やお酒を飲むときに
高台の部分に高さがあると持ちやすいから。
今の生活では、テーブルの上でフラットになりがちな器たちの中に
高低差をつけると変化が出て、アクセントになります。
ぐい呑や盃はお酒はもちろん、小付として使うとお洒落ですね。
お正月には黒豆やなますなど・・

木の葉形の小皿は今回の新作です。

色合いが優しくて、特に秋冬の乾いた空気に似合いそうです。

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あれ?なんかミノムシかな?
橋本さんの遊び心ですね。

柚子のお菓子などに使いたいな。
そう、もうじき冬至ですね。


2019年12月14日 九谷 トラックバック:0 コメント:0

色絵栗鼠唐草文カフェ・オ・レ ボウル

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橋本薫 色絵栗鼠唐草文カフェ・オ・レ ボウル / 色絵菊の花向付
和田瑾斎 黒塗丸盆

やっと、ここ何日かで秋かなと思える空気に
変わってきたようです。
9月は、菊のお節句、十五夜
そしてお彼岸といろいろあって
そこへ台風が来て・・・。

家の真上を横断していった大きな台風!
今までで一番怖かった。
海の公園では堤防が壊れて
今もそのままになっています。

台風が通過して行く時の、雨戸を打ち付ける雨の音
家を小刻みに揺らす風の音
室内のガラスもビリビリ鳴って、本当に怖かった。。

さて、9月9日の重陽の日は、菊のお節句。
そして中秋の名月は、栗名月とも言われるので
菊の花の向付を菓子皿にして、栗羊羹を。
少し涼しくなったので
久しぶりにお抹茶にしようと
リスの絵柄のカフェオレ ボウルにお抹茶を点ててみたら
カジュアルで明るい感じになりました。

リスといえば最近、家の周りでもリスが増えて
キッ キッって鳴きながら、屋根や木の枝を
びゅんびゅん走り回っています。

そして、お彼岸。
今月になってもずっと暑かったので
ようやくほんとの秋、って感じです。
お墓参りに行かなくっちゃ、ねっ。

2019年09月21日 九谷 トラックバック:0 コメント:0

金彩染付 枝垂桜八寸皿

橋本薫 金彩染付枝垂桜八寸皿
橋本薫 金彩染付枝垂桜八寸皿


ひと月ほど前に届いたこの桜のお皿
八寸というと、洋皿でいうメインディシュの
ミート皿の大きさです。
和皿だと各自めいめいにつける大きさではなく
真ん中に置いて(または回して)
皆で取り分けるように盛り付ける
”大皿” のカテゴリーにはいるものです。
つまり、同じようなものは何枚か作られるでしょうけど
揃えではなく、それぞれが単品の「1点もの」という
ことになります。

このお皿もそういうふうにして作られました。
桜がもっと少なく描かれているものもあって
これは中でも、桜がいっぱい、の方です。

桜がいっぱい・・なんだけれど
少し右寄りにある幹がこのお皿の
”目を引く”ところですね。
この、”幹を描く” っていう構図
木を描くなら花が咲く全景を描きそうなものですが
作者は、枝垂れ落ちる桜の傘の中に入った自分、という
その視点で幹の部分を大きく配置して
しかも白抜きにして、桜の周りを染付で埋めていく
このバランス感覚が、独特で素晴らしいです。

夜桜のようにも見えるちょっとミステリアスなセンスに
心惹かれます。

このお皿が着いてからのひと月の間に
令和になったり、10連休があったり
いつもとは違う季節を感じました。

まだ北海道のさきの方では
桜が咲いているかしら。
今頃桜の話なんて
ちょっと時代に取り残されたみたいね。


2019年05月14日 九谷 トラックバック:0 コメント:0

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