
矢沢光広 黒塗汁椀
最近、お味噌汁に胡麻ペーストを入れています。
ひとり小さじ1杯ほど、お味噌を溶くときに
いっしょに加えるだけですが
胡麻好きだから、風味が気に入って
ここ3週間くらい、ほとんど毎日飲んでいます。
今日の具は、きのこ(しめじ、舞茸)と水菜。
この組み合わせがけっこう好きですね。
あとは、お豆腐とか。。
胡麻ペースト(ねり胡麻)は、ピーナッツみたいな香りで
お味噌汁にコクと風味が増し、ちょっと別なものになる。
あとで知ったのですが、胡麻の油分は善玉コレステロールで
血管を強くしてくれて、カルシウムも豊富だって。
コレステロールは、何でもかんでもいけないわけではなく
いいほう(善玉)は必要なんですね。
主に肉の脂やチーズなどの乳製品の油が良くないほうで
植物系の油分は、イイ.....と。
あぁ....チーズ大好きなのになぁ。。
あと、美肌にも効くらしく
このごろ肌の調子がいいなって思っていたけど
胡麻の効果だったみたい。
内緒にしておきたかったのに書いちゃった。。
今から始めればクリスマスには間に合いそう。
信じた人からきれいになれる・・・
かもしれない・・・、胡麻の秘密でした。
2014年11月30日 漆器 トラックバック:0 コメント:0

瑾斎 桜散らし文椀
お彼岸に見たお寺の小冊子に
『人の世の三毒の焔』について書いてあるのを読みました。
3つの毒 貪欲(むさぼり)
怒り(不満)
愚痴(愚かさ)
これは人間が生きていれば誰もが避けられないこと。
でも、これがあるから進むべき方向が示されるということも
あるのだと思いました。
欲は、意欲に繋がるし
怒りが、現状に不満を持つということならば
より良きを目指すということにもなる。
愚かさに気付けば、やはり次の段階へも進めるのでしょう。
経済だって、良質なものを買ったり食べたりして
こんな暮らしかたをしたい....という思いがあるから
発展していくのです。
つまりそのためには、良質な欲も良質な不満も必要だって
気が付きました。
境の商人だった利休さんだって、武将たちだって
美しいものを集めたいから頑張ったし
だから今、名品がたくさん残されているのだと。
そのために、かなりな額のお金が流れ、経済が動き
江戸時代には庶民の文化も発展したのですから。
・・・と、自分に言いきかせて・・増税前に・・
ずっと欲しかったものを注文しました。
言い訳が長くなりました。。。
2014年03月31日 漆器 トラックバック:0 コメント:0

ひな飾りのお膳(昭和初期)
20数年出さなかったおひな様を、今年はふと思い立ち
3月1日に飾りました。
飾りながら、祖母が「出してあげないと、お雛様が泣いているよ。」と言っていたことや
学校から帰ってきて、お雛様を飾ってくれてあるのを見て
高校生ぐらいになっていても「うわぁ」って
嬉しかったことなどを思い出し.....
ひな人形は、誰かを思いながら、誰かのために
飾るものなんだなと....
はじめて一人で飾ってみて、気付きました。
もう、私のために飾ってくれる人も居なくなって
飾っても、片付けるのも大変だし....なんて思いながら
ずっと飾ることもなかったお雛様は、20数年の眠りから覚めて
泣いてはいなかったようなので、安心しました。
お雛様が泣く...とは、ちょっと怖いと思ったけど
出さないと湿気で痛む、ということなんでしょう。
ひな祭りが過ぎたらすぐに仕舞わないといけないと言われていますが
まだ、目覚めたばかりなので、1週間ほど飾ってあげてから
そろそろまた、仕舞いましょう。
でも不思議なもので、出した時に感じたオーラが
ひな祭りが過ぎたとたんに、その霊力も失われたように見えます。
やはり、早く仕舞ったほうがいいというのは
本当のようです。
お雛様、また来年会いましょう。

こちらは、「千代雛」全体でも12cmくらいで小さいです。
これも昭和初期のものですが、なぜかお内裏様とお雛様が逆になっていますね。
すっぽりとかぶせるような木の蓋がついていて
女の子はこれをもって友達の家に遊びに行ったりしていたようです。
2014年03月07日 漆器 トラックバック:0 コメント:0

和田瑾斎 朱塗二段線八寸盛皿
出掛けた先で思いがけず、金沢・諸江屋さんの
「菊花せんべい」を見かけ、そういえば....
過ぎてしまったけど、9月9日は菊のお節句
「重陽」だったと思い出しました。
新暦の9月はまだまだ残暑が厳しく
菊の花は、花芽がついたか、つかないかという時期ですが
旧暦だと10月中旬、秋も盛りです。
「重陽」とは、陰陽でいう”陽”の数字で極の九が2つ重なるため
最もおめでたいとされる、お祝いの日です。
また、菊には不老延命が宿るという伝説があり
重陽の日は菊のお節句とも言われます。
生姜のお砂糖がかかったおせんべいとお抹茶で
つかの間の秋の風情をひとり、楽しみました。

本物の菊の花はこれからもっと秋が深まってから
もう一度、虫の声と共に味わうことにいたしましょう。。。
2013年09月12日 漆器 トラックバック:0 コメント:0

和田瑾斎 内ぼかし銀地桜散らし文椀
内側のぼかし塗が美しい、山中塗の三代目瑾齋さんのお椀です。
特に、外黒の内側の赤い色は華やかな発色で
共に高台部分には3カ所、銀地に金で
桜の花びらが散らしてあります。
お椀の外や内側に蒔絵のあるものは多いですが
そこはぼかしや無地で見せておいて
ちらっと見える高台に乾漆を使ったり
金銀でさりげなく細工をしたりしているところが
着物みたいでおしゃれですね。

ちらし寿司の時のお吸い物や
わかめと筍のお味噌汁など美味しそうです。
今年はあっという間に桜が満開になって
戸惑ってしまいます。
今度風が吹いたら終わってしまいそう....。
本当に桜は一瞬。
散った花びらも余韻があって、いいな。
あら、こんなところにも・・という感じで。
私はといえば、春風にまぶたが赤く腫れ
かゆくてトホホ、な春です。
2013年03月24日 漆器 トラックバック:0 コメント:0
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