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染付 牡丹文四寸皿

北野敏一 染付 牡丹文四寸皿
北野敏一 染付 牡丹文四寸皿


4月に入り遅れていた桜が満開して
あっという間に過ぎ去っていきました。

ちょうどその頃
金沢の北野敏一さんから
焼き上がった器が届きました。

桜が終わると牡丹の季節。
牡丹の花は華やかで、百花繚乱
いよいよ春の集大成、という感がします。

牡丹はもともと中国原産で、奈良時代に
日本に持ち込まれたと言われています。
弘法大師の時代ですね。

焼き物の模様でも牡丹が多いのは
誇り高き百花の王で
別名を「富貴草」と言われることから
その豪華さと相まって
吉祥文として喜ばれたのだと思います。

染付牡丹文四寸小皿

北野さんの呉須の色は
相変わらず濃く深く発色して
美しさに惹き込まれます。。

この呉須の色は
それぞれ一枚ごとに違いがありますので
線描の上にたっぷりと載せられた
深い呉須の色がお好みのかたや
濃淡のある明るい発色がお好みのかた・・
いろいろ好みの分かれるところであります。
何枚かを組み合わせて
その違いを面白がるというのも
うつわの楽しみの一つでもありますね。

濃い方は絵自体も
真ん中にきゅっと集めたように描かれ
多めの呉須を載せて
視点をさらに引き締めるように
構成されているし
薄い方は
図案的に見込み全体を使って
ふわっと広がりを感じるように構成され
呉須の濃淡を利用して優しい印象になるよう
仕上げてあるようです。

いずれにしても共通するのが
縁に入れたラインが全体に緊張感を持たせ
そのラインの間に入れられた3ミリほどの隙間が
リズムを作っているのがすごいなって
思います。
単調ではないこの ”間” が呼吸のように
この図を生き生きと
息づかせているのだということは
間違いないと思いますね。
北野さん、さすがです。。。


四寸という大きさは
手に取るのにも
ちょうど良い大きさで
和菓子などには上品で良いですね。

急にわらび餅がイメージされて
食べたくなりました。。。


悠々工芸でぜひご覧になってください。

染付 牡丹文四寸皿はこちらからどうぞ


2024年04月21日 九谷 トラックバック:0 コメント:0

染付 桜文六寸皿

鎌倉プリンロール
橋本薫 染付桜文六寸皿


まだまだ寒いお彼岸です。
暖かい日があるぶん
寒い日はやけに寒い!
そうやって春になっていくんですね。

鎌倉のお土産にプリンロールいただきました。
早速この桜のお皿に。
なかの四角いのがプリンで
まわりはフワフワロールケーキ
甘すぎず良いおやつになりました。
ごちそうさまでした。

さて、この桜の染付・・
こうしてスウィーツにもよろしいのですが
染付の絶妙な余白と、お皿の形状が優れもので
お料理の盛り映えする
おすすめのお皿なんです。

橋本薫 染付桜文六寸皿


昨夜はサワラの切り身を
ハーブソルトとオリーブオイルで焼いて
小松菜のソテーも添えていただきました。
が、写真を撮らないで食べてしまいました・・

そういった形で
魚の切り身のソテーや
金目の煮付け、鰤の照り焼き
鯛や鮪のカルパッチョなども
爽やかにいけます。

盛り面が平らで
縁に来て1.3cmほど立ち上がるので
お料理を平らにおき
ソースや煮汁を少しかけていただくものが
とても食べやすい
洋食器の要素も併せ持つ形状が
なかなか良い推しポイントです。

染付桜文六寸皿

桜は日本古来のもので
日本の象徴でもあります。
春はもちろんのこと。
年中使いたいですね。

ちなみに梅は中国原産で
奈良時代よりも前に朝鮮半島から
渡来したと言われています。



染付 桜文六寸皿はこちらからご覧ください。

悠々工芸SHOPこちら

2024年03月21日 九谷 トラックバック:0 コメント:0

お雛まつりの豆皿

IMG_0743_400.jpg

3月4日 
お雛様はまた来年までおやすみなさい。。

可愛らしい豆皿に入れてお供えしてあった
お菓子をお下がりにいただきます❣️
じつは、この日を密かに待っていました。

小さな段飾りの平安雛は
たぶん母のもの。
おままごと用かしら...
蓋をして持ち運べるようになっているの。

自分のお雛様もあるのに
出し入れが面倒なので、つい
毎年、簡単なこちらに
お出まし頂くことになる、というわけです。

でも、いつも疑問に思うのは
コレ、お内裏様とお妃様の位置が
逆じゃあないかしら。。?
本来お内裏様の『右に出る者は居ない』のだから。。

現在の皇室の方も皆
並びは、天皇が右ですよね。


さて、豆皿は気付くといろいろと
知らないうちに種類が増えていて
大人のおままごとという感じ。
ひなまつりはお菓子も可愛いものばかりで
楽しいですね。

春とはいえ
今日、外は冷たい雨です。
まだまだ実感できませんが
春はゆっくりと・・・
来るものですよね。


豆皿は悠々工芸SHOPでご覧ください。

橋本薫 色絵 扇形豆皿 絵替わり兎二客組
    染付 桜文盃
    色絵ふきのとう豆皿

ゆっくりとお茶にしましょう

IMG_6406_400.jpg


いつもご覧いただきありがとうございます。


2024年03月06日 九谷 トラックバック:0 コメント:0

染付 馬文 碗

小山弘治 染付馬文碗
小山弘治 染付馬文碗


古来よりうつわの絵付けには
(ほとんどの場合)
思いや願いを込めて
文様に意味を持たせます。

それは、吉祥性や邪気を遠ざける意味
だったり・・なのですが
馬の場合
馬は「千里を疾走し、道を開く」ことから
軽快で栄達が早いことを意味し
勝利・出世・成功などの
幸運を招く生き物として表現されます。

また、馬が左向きに描かれるのは
馬は右から乗ると転ぶ習性があるので
「左から乗るもの」とされているからで
左向きの馬は
転ばずに上手くいく、という意味で
これも ”成功” に繋がりますね。
万事ウマくいく!ということでしょうか。。

神社など祭事の際に馬を使うことが多いのは
古代から「神様の乗り物」と
されていたからだそうです。
つまり馬は
神を運ぶ神聖な動物 なのです。
それだけでも
うつわの文様としておめでたいですよね。

現代の身近なところでは
干支ですね。
午歳や二月の初午などに因んで・・
というところでしょう。

馬歳生まれの方は
駿馬のごとく出世し
栄華を極めてくださいね。
上手くいくよう
お祈りいたします。


*悠々工芸SHOPはこちら

小山弘治 染付馬文碗こちらからどうぞ。

2024年02月20日 染付 トラックバック:0 コメント:0

うつわの取り合わせ

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うつわというのは料理との相性もあるけど
うつわ同士の ”取り合わせ” というのも
とても大事なことだと思っています。

茶の湯では道具の組み合わせのことを
”取り合わせ” と表現します。
懐石料理では、季節や行事など
その日の主旨に合わせて
料理もうつわも床間の花や掛け軸...
全てトータルでプロデュースされています。

もちろん毎日のおうちご飯では
そこまで徹底されていなかったとしても
旬の食材や献立で季節を感じたりするのと同時に
使ううつわにも、絵付けや素材で
季節や思いを表せたら楽しいことです。

四季だけでなく「早春」とか
「春の気配」「春爛漫」など
ひとつの季節でも刻々と変化していく瞬間を
さりげなく感じさせたり
会えて嬉しい、とか
今日はお祝いだね、とか
言葉だけでなく気持ちを
お料理やうつわで表現して伝えたら
それは素敵なこと・・

また、その相手の心を感じて受け取れたら
本当に嬉しいことですね。

うつわがそんな『思い』のやり取りの
ひとコマに登場していたら
うつわに携わるものとして
有難いなぁと思います。

同じうつわでも取り合わせ次第で
春らしくなったり
夏らしく涼しげにしたり
工夫を楽しめるのです。

上の写真は、ある日のお客様がお選びになった
うつわの組み合わせを中心に
染付の銘々皿をプラスしてみました。。

「淡き春」という雰囲気で
清々しく、優しい取り合わせが素敵だなと
感じたのでご紹介いたしました。



ちなみに下は
「水温む」という銘の
金沢、石川屋さんの練り切りをのせてみました。

北野敏一 染付麦わら手5寸皿に、練り切り「水温む」

いかがでしょう。。
うつわ遊びが止まりませんね。


*悠々工芸SHOPはこちらから

藤井憲之 青白磁波の六寸鉢
橋本薫 色絵散花丸長皿
北野敏一 染付麦わら手五寸皿(平向付)

2024年02月13日 焼きもの全般 トラックバック:0 コメント:0

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