青白磁 波の6寸鉢

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藤井憲之 青白磁 波の6寸鉢  古川章蔵 色絵小判皿


今日は、春分の日。お彼岸のお中日。
暑さ寒さも.....の分岐点です。

まだ寒くても、心持ちが違ってきます。

今日の器は、瀬戸の藤井憲之さん。
春は、青白磁が似合う季節。
ぽってりしたものから清々しく軽やかなものへ。

あさりの酒蒸しを作りました。
三ッ葉がいい香り。青白磁には、緑のいろが良く映えます。
熱くなって、あさりがパカッと口を開ける時が
ちょっと可哀想な気がするけど・・。

楽しいアクセントになる赤と黄色の小判皿には
カリフラワーのピクルスを。
酢・砂糖・塩少々にコンソメを入れて
一瞬だけ沸騰させ
(このひと手間で、酢のむっとした感じがなくなるので、大事)
充分に冷ましてから
黒コショウの粒(ホール)を何粒か加えて
小分けにして茹でておいたカリフラワーをつけ込みました。
一晩つけた頃からが食べ頃だけど
日持ちするので、冷蔵庫に入れてあります。

食べ物からも、春らしい気持ちに切りかわるのだから
旬のものを意識して食べることは大事です。
恩恵を「いただく」のですから。

春は、「張る」・・
つまり、木の芽が「張って」くる時期のこと。
「芽張り柳」とか、いいますよね。

きのう、あれ?鶯かな、と思う野鳥を窓の外に見かけ
今朝は、「ケキョ」って小さい声で練習しているようでした。
すぐに上手になるでしょうね。

まだ風は冷たいけど、厚手のものを脱いでみると
ずいぶん重たいものを着ていたんだなぁと
感じます。

2017年03月20日 白磁・青白磁 トラックバック:0 コメント:0

粉引四方小鉢

古賀賢治 粉引四方向付
古賀賢治 粉引四方小鉢


光のいろが白っぽくなってきて
三月という響きは独特な感じがします。

粉引四方の小鉢、正確には「入隅」(いりすみ)といって
四隅が内側に入っている形です。
真四角より、華やかさや動きがありますね。

ひとつには、海老とブロッコリー、茹で卵を
マヨネーズで和えたサラダを。
手前は、菜の花のおひたしを。
私は、からし醤油よりおかかをのせて味ぽんをかけるのが好き。

器の向きは、自由に決めて使っていいので
お刺身などをのせる時は、
野菜などには、 の方向を正面にして変化を付けます。
今なら真鯛のお刺身なんていいですね〜!!
見込み(盛り面)は、丸く、ほぼ平らになっていて
盛り付け易いかたちです。

マットな感じの粉引は、吸水性があるので
使っていくほどに、長い時間をかけて景色がつき
変化していくものです。
この柔軟さが、雪の上に訪れた春のようで
季節の食材に良く合います。


おひなさまも終わり、あと二週間くらいで
桜も咲くでしょう。
まだまだ風は冷たいです。
連暁は、3つ4つ開き始めました。
春ってやはり、嬉しいですね。


2017年03月08日 唐津 トラックバック:0 コメント:0

絵唐津 蛤小付 〜春に、思うこと〜

古賀賢治 絵唐津 蛤小付
古賀賢治 絵唐津 蛤小付


天候の不順に振り回されるようになり、もう春ですね。
ひな祭りも近づいてきたので
写真は、蛤の形をした小付です。

このごろ、思っていること。
よく占いなどで、「贅沢をする日」とかいうけど
自分にとって贅沢って何だろう、と。

欲しいけど、止めておいたものを買うとか
行きたい、見たいと思うところへ旅行に行くとか
逆に、何もしない時間を持つとか・・など
今だけ非日常に、スイッチを入れ替えよう、と
思うことかな。。

だからって、何も始まらないかもしれないけど
そういうことを抜きにしても
意識して、自分を喜ばせてあげることも
時には大事かな、と思う。

私の場合は、気になる器があるとき
どうしようかな〜贅沢だな〜いっぱいあるし〜
とか思うこともあるけど
使うことが喜びにつながる日用の道具として
自分にスイッチを入れても、いいんじゃないかな
なんて、思ってしまうのです。

自分を充たし、喜ばせることは
贅沢じゃなく、責任かな....なんて。
もちろん、器に限らずですが・・

そんなこと、思うのも
春だからなんでしょうね。

2017年02月23日 唐津 トラックバック:0 コメント:0

立春大吉 牡丹文湯呑み

橋本薫 色絵牡丹文湯呑
橋本薫 色絵牡丹文湯呑


立春が過ぎ、春と呼べる時期になりました。

節分では豆をまかずに食べ
恵方巻も切って食べ・・
鬼は呆れ返っていることでしょう。

若い頃に習っていたお茶の先生が
お道具の整理をするということで
私にも 『無事』 という掛け軸をいただきました。

『無事』とは文字通り、無事息災に感謝するということで
年末のお茶会などでよく床の間に掛けられます。

しかしこれは、禅の言葉で、禅語の
『無 事 是 貴 人』(ぶじ、これ、きにん)
からくる、” 無事 " です。

貴人とは悟った人、という意味で
悟った人は、あれこれ画策したり、ジタバタしたりせず
上手く流れに見を任せているので、『無事』なのです。

けれど、雲の下の俗人たちは、日々、右往左往.....。
雲の下には雲の下の生活があるもので
なかなか『無事』の境地には辿り着けない。。。
頭では理解できても、実際にはとても難しい世界です。


さて写真は、橋本薫さんの牡丹。
前面と後ろに、赤と白の大輪がふたつ。
脇には、蝶々もいます。

橋本薫 色絵牡丹文湯呑

九谷では、魯山人、須田菁華さん、正木春蔵さんなど
多くの方が作っている牡丹文の湯呑みです。

花のように柔軟で、けれど芯には凛としたものをもつ
生き方が出来ればなぁ、なんて
花を見ていつも思います。

・・と、難しいことを考えないで
とにかく、「立春大吉」ということにしましょう。
人から見たら30点でも
自分の中では、いつも100点満点ということに。

2017年02月09日 九谷 トラックバック:0 コメント:0

優しい色の白磁鉢

藤井憲之 白磁鉢
藤井憲之 白磁鉢


寒中のど真ん中、大寒なんだから寒いのは当たり前、と
わかっていても、午後からは雪の予報....。
結局雪は降らなかったけど、厳しい寒さです。

お正月用に使って余っていた里芋、人参、こんにゃくと
冷凍してあった鶏肉を使って煮物を作りました。
4種類では縁起が悪いし、ちょっと青みが欲しいので
胡麻和えにしようと思っていた芹を茹でてのせ
これで5種類、奇数にしました。
鮮やかな緑色で春を呼び込めるかな。。
鰹のだしがきいた汁も少しはって、温かく。
・・こんな日は、全部家にあるもので済ましちゃう。

器は、天開型の姿が美しい....白磁の鉢。
縁に向かって薄手になっていく、端正ないいかたちです。
そして、アイボリー色の白磁は、瀬戸の藤井さんの色。
あたたかさを感じる優しい白磁です。

形といい、色といい、控えめの主張はシンプルすぎて
伝わりにくいのですが、実物の感触、感覚は
なかなか最上級モノです。

酢豚とか、青椒肉絲など中華おかずにも合うので
出番が多いですね。
酢豚とか、青椒肉絲とかの中華ものってお皿より
開いた鉢のほうが、手に持てるし
食べやすいように思います。

大寒というと、味噌などの「寒仕込み」の時期ですが
それは、一番雑菌の少ない時期だから。
でも普通の生活では、部屋は暖かいし、乾燥しているので
細菌やウィルスの感染には、注意ですね。

私はいつもこの季節には、目のまわりの乾燥によるかゆみに
悩まされるのです。


2017年01月21日 白磁・青白磁 トラックバック:0 コメント:0

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